なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

もっとミニマムな暮らしへ

掘り進めた先

読んだ小説の中に主人公がお酒に酔ってレコードをかけるシーンがあった。アーティスト名が記されていたのでCDを買ってみようかなと思った。小説の世界を身近に感じられるかもしれないし、もしかしたら自分の好みの音楽かもしれない・・・。 ちょうど用事があ…

身軽になるための変化

どんどん幅が狭くなっている。食べられるものや、身に付けられるもの、使っていいもの、行ける場所など、それは生活全般に及ぶ。最初は悲しくなったけれど、今ではもしかしたら、これはいい方向にいっているのかもしれないと考えるようになった。選択に疲れ…

白くて新しい小さな仲間

ラップ音のようにパーンと夜中に響く大きな音。毎日のように台所から音がする。もう寿命なのかな?夜中に時々驚いて目を覚まし思う。その音を出す冷蔵庫は、ここに引っ越してきてから、2台目のもの。娘が倒れ1階に2人で寝起きするようになってから、しば…

突発的な高揚感でものは買わない

ものを処分する時思うこと。 買ってから処分するまでの期間が短いときは特に、無駄な買い物だったかなと思う。 心の栄養とかも必要だけど、買わずに貯めてたら良かったのかもとか思わなくはない。 前より無駄は減ったけれど。 いつもなら買わないものを買っ…

自分を生きる

先日、少し遠出をして買い物に行った。以前なら色々洋服やキッチングッズ、雑貨など、欲しいと思ったものを一つ二つ買って帰るのだけれど、今回私が買ったのは、お香二つ、それからインナー、以上。どれも日常必要なものだ。 物欲というのだろうか、それがほ…

失って得た身軽さ

アレルギーがここのところひどくなってきている。食べるものや花粉、ハウスダストなどあらゆるものに少しずつ体が反応しているようだ。 昨日、娘とコーヒーを飲んだ後、なんとなく頭が痛くなっていることに気が付いた。気が付いたというよりは、はっきりと自…

ずっと待っていたのかもしれない丸い仲間

なんだかずっと前から家にあるみたい。心配していた元々家にあるイスとのバランスも思った以上にいい。こんな感覚は初めてかもしれない・・・。心からしっくりきたと言えばいいのだろうか?このテーブルがもし壊れて修理してもダメだとなってしまわない限り…

ある日を境に突然に

売っては買い戻し、買い戻しては売りを繰り返していた。頭が混乱していて自分にとって本当に大切なものが分からなくなっていた。だから、そっくりそのまま買い戻しては、また「やっぱりいらない」になっていた。 買い戻せるものなら、まだいいけど、そうでな…

失敗じゃない

昨日までOKだったことが、今日にはNGになる。 そんなことがザラに起こる最近。買い物に行っても余分に買うことができない。手間を考えれば、数日分買いたいところだけど、仕方ない。変化のスピードが速すぎて、一週間先ですら予想不可だ。そんな日々、買い物…

ゴミ箱をめぐる冒険

最近何だかゴミ箱が気になっていた。だいぶ前、取っ手が壊れてしまった大きなゴミ箱を処分し、前とあまり雰囲気の変わらない今のゴミ箱を見つけ使い始めた。以前と違うところは下にキャスターが付いていることと、容量が小さくなったことくらい。インテリア…

届かない枝

換気のために2階の窓を開けていると、窓から見えるオリーブの枝がもう少しで電線に届きそうなくらい伸びている。少し切らないとな・・・と下に降り娘に言うと彼女も2階に上がり窓の外を覗いた。 「下から少しずつ切ればいけるんじゃない?」と手袋と剪定く…

手帳をやめた

正確には手帳をやめてみることにしたと言った方がいいだろうか。 スケジュールや日記、読書記録、やりたいことリストなど様々なことを手帳一つに書いていた。 ここ最近、手帳をまともに一年使った試しがない。何かが違うと思い、とっかえひっかえしていた。…

ピンクのスタッズベルト

ピンクのスタッズがついたベルト。 中学生の頃から愛用していたそのベルトを捨てた。 中学生のとき、大阪で親に買ってもらった。ショッキングピンクのスタッズが一列に並んだベルトだ。今なら、買わないようなちょっと派手目なベルト、中学生の自分らしい。…

憧れの部屋

もし、自分が家を設計して自由に建てるならどんな家がいいだろう? ユーチューバーの人が建てた家を見ていて、そう思った。一つ一つ考えて形にするのは大変だ。後からしまったと思うこともあるだろう。悩むだろうな・・・。 でも最近憧れの家がある。建てる…

終日モーニング化計画

狩りをして食事をした後のライオンの映像を見たとき、食べるのってすごいエネルギーを使うんだって思った。ハアハアと息をしながら木陰で休む百獣の王。ライオンですらそうなのだから、私のちっぽけな胃じゃあ、たくさんご飯を食べられなくて当たり前か・・…

ネイル

ネイルを塗るのが好きだ。 ミニマリストに憧れてというか、ものを減らしていたときのこと。 ネイルを落とす時に使う除光液とコットンを持っておくのがイヤになった。コットンは箱に入っているし、落とす時にしか使わないのでなかなか減らず、場所だけとる。…

巣には何かが入る

収納が増えると物が増える。 ただそんなシンプルなことを言いたいのだ。 収納を増やすと、入れられると思って、ものが増えていくのだ。 化粧品を入れているケースをスタッキングできるからと浅めのケースを追加した。使い勝手が悪かったから、使いやすさ重視…

所持可能容量増加

最近やっとものが持てるようになった。 全てが稼働していないと、それ以外のものは要らないという極端思考のせいで、余分と言われるものが所持できなかった。 ある意味病気だ。 使っているものには限定するが、多少ものを増やしても、精神に支障をきたすこと…

減らして増やして

ものが一定量増えてくると、居ても立っても居られないときがくる。 掃除をして、極限まで減らす。 スッキリしたと、一定期間快適に過ごす。 しかし、突如としてものが欲しくなる。 なんだか、枯れる、そんな感覚を持って。 それを何サイクルもしている。 い…

切る切るそして切る

この家に引っ越して17年余り、庭は私がコツコツ好きなものを植えてきた。 オリーブの苗木は大木になり、ハーブも大きくなった。環境に適したものは、勢力をのばし、自分の陣地を広げ、それに負けたものは消えていった。 私が生き生きしていたとき、庭もみ…

大切にされたいのは みんな一緒

今、小さな鉄製のフライパンをメインに使っている。そのフライパンに”焦げぐせ”?みたいなものがついてしまった。目玉焼きなどには、あわれにもカリッとした一番美味しい部分がフライパンにくっつき、ヘラで取ると黄身の中身が皿の上で流れ、ペタンとして沈…

小さなものからもらった大きな気付き

小さなアリが突然、家の中に数匹現れた。 娘が慌てて殺虫剤を買いに行っている間、私は床を拭きながら無力感に襲われ、「また」とつぶやく。家の中が上手くいかなくなってから、時々アリを家の中で見るようになった。スピリチュアル的な見方をすれば、家の中…

ともに

片付けをして処分する物を、次のゴミの収集まで、とりあえず2階の一室に置いた。その中に30年くらい使った鍋も含まれていた。入れ子になり、ハンドルは取り外せるデザインの美しい鍋。その鍋で、揚げ物、煮物、炊飯まで家族のごはんを作ってきた。当時の…

準備はOK?なのか

櫻庭さんの本を読み、全捨離をした。 洗面台の下や台所のシンク、ガス台の下、靴箱のメインの方の棚の中は空になった。作り付けの収納で使っているのは、1階の納戸と靴箱の一部だ。台所に至っては、調理道具すら食器棚に全て入っている。 長年愛用していた…

ツメカエ

詰め替え・・ それは、何かを使い切った者にしか与えられない、喜びの行為。 最近は環境に配慮して、ほとんどのものが詰め替えができるようになった。詰め替えるとき、使い切った達成感と、また新たに始まるストーリーに思いをはせ、なんだかとてもうれしい…

石鹸と女子力

学生の頃、ミニマリストへ憧れていた。ミニマリストのマインドや哲学なんて、度返しで、とにかく持ち物を減らそうとしていた。 そのひとつに、シャンプーとリンスがある。シャンプーとリンスの使用を一時的に止め、石鹸で髪を洗っていた。石鹸でいけるか試し…

人生でやるべきことは必ずやれるようになっている

『全捨離したら人生すべてが好転する話』という櫻庭露樹さんの本を去年の11月くらいに読んで、家のもの8割を、本当に捨てた。 2階建ての小さな家だけど、今では2階は空き家となり、娘2人と1階で寝起きしている。今までもミニマリストや片付けの本をた…