正確には手帳をやめてみることにしたと言った方がいいだろうか。
スケジュールや日記、読書記録、やりたいことリストなど様々なことを手帳一つに書いていた。
ここ最近、手帳をまともに一年使った試しがない。何かが違うと思い、とっかえひっかえしていた。もったいないけれど。
だが、今使っている手帳は長続きしていた。マンスリーページに、予定、体調、行った場所などを書き、ウィークリーページには軽く日記を書いていた。毎日書くことを続けていたが、ふと、これまで書いたものを見返していないことに気が付いた。
一回も読み返していない。
日記は毎晩書くときに、その日一日をわざわざ思い出さないといけないし。ちょっと面倒くさくなっていた。
そもそも手帳に色々と記録し始めたのは、体調を崩し倒れてからその日の調子を記録するためだった。今や体調も安定してきて、特に書くことがない。
ならばいっそのこと、手帳というものが要らないのではないかと思い始めた訳である。
これまで書いたページはとりあえずスマホで写真を撮り、手帳は処分した。
手帳がなくても、家族共通のカレンダーはあるし、スマホのメモ帳やカレンダーも活用すればいい。
カフェで手帳やノートを広げて、コーヒーを飲みながら、カリカリと何かを書いている。そんな人に憧れたりしたけれど。振り返れば、手帳選びは成功したことないし、かわいいと買ったノートは使わないまま母にあげていた。
私は、紙に何かを書くこと自体向いていないのかもしれない。
だから、手帳をやめてみることにした。