なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

2023-01-01から1年間の記事一覧

一年に一度きりの特別な一人だけの夜

なぜかこの日だけは、一年に一度自分が家族の誰よりも遅くまで起きていられた。いつも寝床に入るのは一番早いくせに大晦日の12月31日だけは、なぜか眠たくない。明日になれば新しい年が始まるワクワク感に睡魔はどこかに飛んで行って、ひたすらカウント…

自分でかいたシナリオ

人生はシナリオ通り。最近つくづく思う。自分が人生を何とか出来るなんて思っていた頃が恥ずかしい。おごっていた。どんな出来事も必要で必然。そんな聞きなれた言葉が、今心にずっしりと響いていくる。 自分がその出来事を幸とか不幸とか、ラベルを貼ってい…

持続可能な頑張り

頑張りたくない。 十分頑張ってきた。 頑張りは他人が評価するものかもしれいけれど、ここではあえて自分で言おう。 よく頑張った。 これからは、同じような頑張りはしたくない。 自分をダメにするような頑張りは。 自分に優しい持続可能な頑張りで生きてい…

自分の夢は自分で叶えてこそ

いつから私は代理で他人の夢の姿を生きるようになったのだろう。夢は本人が叶えるからいいのであって、他人である私が実行する必要があるのだろうか?その夢の重さもどうしてそんな夢を持つようになったのかも説明を受けたところで100%理解などできない…

中途半端

何もかも中途半端。 適当に始めて、適当にやめちゃう。 だから、何も秀でない。 ま、色々できるってことで。 ランキング参加中【公式】2023年開設ブログ ランキング参加中イラスト

カラフルな毛色玉

何年振りだろう。毛糸玉を見てそう思う。編み物はそれほど得意ではないが、嫌いではない。かぎ針編みのそれも長編みしか出来ないから、それほど得意ではないという言い方は正しくないと思う。そのくらいの腕前なのだ。 かぎ針で糸をすくっていると、コロコロ…

メリークリスマス

クリスマス。 クリスマスの思い出といっても、これといって大きなものはない。 家族と過ごしたクリスマス、友達とプレゼント交換したクリスマス、研究室でパーティしたクリスマス、ライブに行ったクリスマス・・・。 思い返せば色々あるけど、淡々としたクリ…

サンタの60秒

いつも何かあると地域の人たちが集まる時に使う集会所。公園のそばにあった瓦ぶきの平屋から、その日はとてもにぎやかで洋風な雰囲気がしていた。 開け放たれた扉や窓からラジカセで流されている定番すぎるクリスマスソングが聞こえてくる。私も弟を連れ皆ん…

人が羨ましく見えるとき

人が羨ましく見えるとき、 私なんてと落ち込んでしまう。 比べてしまうのだ。 そんなことしたって、何にもならないのに。 比べることは悪くはないけど、時には毒になり得る。 心の片隅にもやがかかり、ズキズキと蝕む。 今の自分でも十分幸せではないか。 そ…

黒いシャツ

一度も袖を通していない黒のかっこいいシャツ。クローゼットの中でハンガーに吊られもう何か月も眠っている。そのシャツを見るたび、いつも心の奥がチクチクしていた。私は本当にこのシャツを着たいって思っていたのかなって。大好きで嬉しいのなら、買った…

来年は新しく

今年は去年の続きだったように思う。 去年しようと思ってできていなかったことを今年は実行に移したような一年だった。 色々終わらせた年だった。 来年は新しくなるだろうな。 ランキング参加中【公式】2023年開設ブログ ランキング参加中イラスト

枯れた井戸

朝から激い頭痛に襲われた。頓服薬をちゃんと2時間あけて2回服用したけれど全く良くならない。吐き気もする。西洋医学は一つに症状に一つの薬。また吐き気止めの薬も飲んだ。薬ばっかりもういやだなぁ・・。飲み込むのもつらい。横になってもズキズキする…

このままが続きそうで

何もしなければ、このままが続いていきそうで。 このままはイヤなのに。 何かしよう。 何がしたいのか。 何ができるか。 何が好きなのか。 どう生きたいのか。 どうして分からないのだろうか。 ランキング参加中【公式】2023年開設ブログ ランキング参加中イ…

美味しさ倍増のナゾ

昨夜2人共食べきれなかったアイスクリームを今日食べた。娘はバニラモナカ、私はカップのバニラ。一口食べ娘は「昨日より、おいしい」と言う。私も一口、確かに・・・。なんで次の日残っていたものを食べた時、おいしいと感じるのだろう? それはその存在を…

2023年を振り返って(娘)

今年の一番の出来事は、このブログを始めたこと。母と一緒に何かしようと追い詰められた2人は、夜遅くにブログを立ち上げた。ブログ名は『なんか大丈夫』。自分達に言い聞かせるように。今は『なんだ大丈夫じゃん』になっている。見も知らない親子のぼやき…

もう変わっていたのかも

どうしようかな?もう一度ページをめくってみる。悩む私の後ろから、小さな虫が一匹飛んできた。その虫は開いているページの隅っこに止まって動かなくなった。ふーっと息をかけてみても動かない。少し乱暴に本をゆすっても飛んでいかない。ページをめくるこ…

自分という名の他人

自分で考えたと思っていることは、もうすでに誰かが考えていることだったりする。 まるで自分が考えたかのように発言しているが、色んな所から収集した情報をいい感じに混ぜて取り出しているだけ。たぶん。 結局、自分ていうものは、他者の混ぜ物に過ぎない…

2023年を振り返って(母)

今年一番の出来事は娘と二人ブログを始めた事。 スマホやパソコンをほとんど使えない私はいつもレポート用紙にペンで書いた自分の文章を娘に渡し、後はおまかせ。だからどうやってブログができているのかも、ほとんど分かりません。でも毎日ちゃんと絵がつい…

お目当ての商品

インスタグラムで見た、スマホのストラップを買いに行った。 お目当ての商品をゲットして、気分がいい。 自分で見つけた商品を買いに行ったのだ。 そう思っていた。 おすすめで流れてきたもの、それを見た私は見つけたと思った。 本当にそれは、自分が見つけ…

家を守るものとのお別れ

時々、物置で会っていた。自転車を出す時や庭の道具を取りに行った時など、ちらっと姿を見かけては声を掛けていた。「逃げなくても、大丈夫、いつもありがとう」と・・・。ヤモリである。 漢字で書くと、「家守」「守宮」。どちらも家を守るという意味らしい…

心配なものは心配なのだ

数カ月前に心配したことは、今、何の問題でもなくなっている。 心配していること、問題だと思っていること、基本なんとかなる。 何とかならなかったことってないに等しい。 問題だと思っているから問題になるし、心配するから、そのような未来がやってくる。…

偶然は必然

話したこともないし、どこの誰かも分からないけれど、近所のスーパーに行ったらたまにいるなあと思う人って何人かいると思う。でもそれは近所でよく行く店でのことである。 先日、私と娘は用事のため少し遠くの街に行った。駐車場の車を停め、歩いてすぐの近…

真っ暗な夜

生まれてこなければ良かった みんなに迷惑かけなかったのに 消えたい そう思う夜 どうしようもできない自分 そんなこと言わないで でも それくらい辛いの ランキング参加中【公式】2023年開設ブログ ランキング参加中イラスト

スパンコールが教えてくれたもの

娘は今、編み物に凝っている。無心に手を動かす時間が彼女には今、必要みたいだ。手芸店で毛糸を見るというので、ついて行って色々見る。私もミシンが壊れる前は、趣味として縫物をしていた。娘が子供の頃は、袋や夏に着る簡単なワンピースなどを作ったりと…

そこまでしての自己主張

断りながらでも、一言謝ってでも、自己主張してくる人。 そんなに謙遜するなら、大人しくしていればいいのに。 謝りを先に入れられたら、こっちだって断れないじゃないか。 断りを入れれば何でもOKではないだろう。 そこは配慮と思いやりで。 ランキング参加…

再読の果てに

昔、読んだ本をもう一度買い直して読んでみた。うまくいかないときや、つらい時はそうなってしまった頃に戻って原因を探るといいと何かの本で読んだからだ。当時に戻ろう。とりあえず手に入るものを買い戻してみた。自分がそのとき、何をいいと思っていたの…

要らぬ向上心

向上心はあった方だと思う。 今は分からないけれど。 何に対しても、このままではダメだと決めつけ、どうにかしようとしていた。 向上心を履き違えていた。 もはや、要らぬ向上心だったのかもしれない。 下手な向上心のせいで、倒れてしまったのかもしれない…

自分は自分でいいじゃん

何か一つでも人に教えることが出来るくらいに得意な事があったらなあと思う。 その事を電車で偶然隣り合わせた女性に打ち明けたことがあった。すると、女性は「色々出来ることってすごいことよ」と返してくれた。そうか何か一つずば抜けた人だけがすごいとば…

電話って緊張する

電話よりもメールがいい。 電話への憧れはあるけれど、緊張する。 予約も電話しかないと、一瞬困ってしまう。 ネットの普及で、どんどん電話以外のツールが増えてきて、個人的にはありがたい。 昔は友達と長々と家の固定電話から話をしていたのに、いつの頃…

救われた言葉

「お前は橋の下から拾ってきたんだ」小さい頃、両親からよく言われたセリフだ。その言葉を聞くたびに、幼い私は悲しくそして不安になった。親にとっては冗談のつもりだったのかもしれないが、私の心は深く傷ついていった。実際ひどい扱いも多かったから、も…