なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

美味しさ倍増のナゾ

昨夜2人共食べきれなかったアイスクリームを今日食べた。娘はバニラモナカ、私はカップのバニラ。一口食べ娘は「昨日より、おいしい」と言う。私も一口、確かに・・・。なんで次の日残っていたものを食べた時、おいしいと感じるのだろう?

それはその存在を忘れいたときには、もっと大きくなる。棚や冷蔵庫の隅っこに、それを見つけて「あれっまだあったんだ。ラッキー」と食べたとき、ありがたさも相まってか味が濃く、妙においしく感じるではないか。

夕食の残りものを温めて次の日の朝食べるときも同様だ。朝にはない少し手の込んだ料理を食べている感じがいいのかもしれない。オージャス(生命エネルギー)という点では、作りたてが一番なのだろうけど、それでも残り物がおいしいのはなぜなんだろう?

家族のお弁当を作っていた頃は詰めた残りを一人で家で食べるときも妙においしかった。トンカツや卵焼きの端っこなど人に見せられたものではないけれど…。

娘いわく「作り置きしてないから、いいんじゃない?」とのこと。そうかもしれない。

偶然の産物のような意図せずに余ってしまったそれは、作り置きとは一線を画している。ほんの少しという量もいいのかもしれない。ときに作りすぎて何日もに渡って食べなくてはならなくなったおでんやカレーとはなんか違う。まあ、何か分からないけどとにかく"おいしい"でいいか・・。いっぺんにたくさんじゃなく適量を食べることは、胃にも地球にもやさしい。