なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

ツメカエ

詰め替え・・

それは、何かを使い切った者にしか与えられない、喜びの行為。

最近は環境に配慮して、ほとんどのものが詰め替えができるようになった。詰め替えるとき、使い切った達成感と、また新たに始まるストーリーに思いをはせ、なんだかとてもうれしい。気に入ったものなら、尚更だ。

最近では、トイレの洗剤を一番詰め替えている。トイレ掃除の大切さに改めて気づき、毎日掃除しているからだ。ピカピカですごく気持ちいい。それとペン。文を考えるとき、私はレポート用紙にペンで書くから、すぐにペンがなくなる。間違いも多いから、何回も書き直しをしたりして、たぶん普通よりも減りが早いと思う。そこで無印良品のペンを使うことにした。シンプルでノイズがないペンの本体にお手頃な価格。何より、私には書きやすい。コショーも詰め替えた。化粧品もクリームなどは、もう2回も詰め替えている。

外見の変わらなさに、一瞬つまらなさも感じないではない。でも中身は”おニュー”なのだ。私たちの体も同じだ。何も変わらないように見えて、細胞は日々生まれ変わっている。大げさかもしれないが、何年か経てば別人、と言っても過言ではないと思う。久しぶりに会った人など、「あれ?こんな人だったっけ・・・」と思ったりするのも、そういうことなのかもしれない。物を詰め替えるように、一気に中身が変わることはあまりないかもしれないけど、一緒のようでいて、何か違うという感覚は、私も時々自分に感じることがある。

コーヒーにはいつから砂糖とミルクを入れ始めたのかな?このお菓子こんなにおいしかったかな・・など、味覚だけでなくあらゆる場面でそれはある。そうやって気にしなくても、私たちは、日々新しくなっている。変わらなきゃと必死に思わなくても、変わっている。変わりたくないと思っても、勝手に変わっている。そう思うと毎日どこかは新しい自分。新鮮な気持ちで日々生きていこうと思う。