なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

ゴミ箱をめぐる冒険

最近何だかゴミ箱が気になっていた。だいぶ前、取っ手が壊れてしまった大きなゴミ箱を処分し、前とあまり雰囲気の変わらない今のゴミ箱を見つけ使い始めた。以前と違うところは下にキャスターが付いていることと、容量が小さくなったことくらい。インテリアとも合うし自分も違和感なく使えるし気に入っていた。だけど、ここにきてムクムクと新しくなりたい、新しくしたいと思いはじめ、その気持ちが抑えきれなくなった。今までと同じようではないものにしたい。そしてもっと小さくしたかったのだ。今も42Lしかないゴミ箱に缶やプラ、燃えるゴミなど全てのゴミを袋別にして入れているから、少ないといえば少ないのだけど、これでは生ぬるい。もっと今の自分にはショック療法のようなものが必要なのだ。そこで娘にお願いしてインテリア雑貨の店に行くことにした。実際、何度か前にも小さくしようと試み店に買いに行ったけれど、無理かもとひるみ購入するには至らなかった。だけど今回は痛みを伴うことになろうとも前進するつもりだ。生活を小さくするということは自分達がつながれた何かから自由になり、本来やりたいと思っていたことに集中できるということ。いきなりゴミ箱なしという高いレベルまでいくことのできない小心者の自分にとっての今ギリギリをせめる。

容量は何Lなのか?娘と2人考え店内をめぐる。そこで目に留まったのは今までなら絶対部屋に置かなかったプラスチック製の青いゴミ箱だった。子供のおもちゃ箱みたいですごくカワイイ。大きさはたしか大中小みたいに、店には3つくらいあって一番小さいのを見ると、なんと18Lしかないではないか・・・。大丈夫なのか?手に取り何度もフタを開けシュミレーションをしてみる。何度フタを開けたとて、大きさは変わらない。だけど、ここでダイナミックに変えることで、風穴にようなものを開けたい。葛藤を繰り返すこと数十分・・・。やぶれかぶれになり購入。ドキドキしながらゴミ箱を移し変えてみる。「入った」と喜んだけれど、娘が「今はゴミを捨てたばかりで少ないからね」と一言。そうだった。しかもカレンダーを見ると来週はゴミの日と祝日か何かが重なって休みになっている。ガーン。燃えるゴミとプラゴミの2週間分をこのゴミ箱に果たして収めることができるのか?

買い物もこれまで通りではなくなるべくゴミにならないものをより一層今までよりもっと吟味して買う必要がある。こうやって習慣が変われば自分達も変わらざるを得ない。ゴミ箱一つだけど、大きな意味を持つ。長い間頑張ってくれ、少し中が傷んでしまった今までのゴミ箱にありがとうを言って、次なる冒険の旅に出たい。