ピンクのスタッズがついたベルト。
中学生の頃から愛用していたそのベルトを捨てた。
中学生のとき、大阪で親に買ってもらった。ショッキングピンクのスタッズが一列に並んだベルトだ。今なら、買わないようなちょっと派手目なベルト、中学生の自分らしい。とても気に入って、よく使った。ピンク色がはがれてくるくらいに。他のベルトも使ったが、すぐダメになっていった。だけど、このベルトだけは長持ちした。
まだまだ使えるけれど、お別れすることに決めた。長い間、色々な記憶が吸収されて、ちょっと疲れてきているような感じを受けたから。最近ベルトをすることが少なくなってきていたのもあって、なんとなくずっと衣装ケースの底にしまってあった。すごく単純に、もういいかなと思った。
衣服に関しては、シーズン毎に入れ替えるから長く愛用しているものがない。ベルトのみだった。そのベルトが嫌いになったわけではない。ただなんとなく重く感じた。だから処分することに決めたのだ。
長い間ありがとう。
