なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

守られている

家を脱出するチャンスは何回かあったと思う。なのになぜかここにいる。2人共いつも口癖のようにここから出たいと言うくせに動けない。何でだろう?と考えた。もしその選択をしていたら自分達はどうなっていただろう。いくつかのチャンスのその先を想像したとき、どれもがたぶんうまくいかなかっただろうなとなんとなく思える。

自分が何をしたいかどう生きたいか何ができるのかとはっきりしない状態で出るのは地図を持たず旅に出るようなものではないか?目的を決めず旅行するのは楽しいけどそれと人生とは少し違うと思うし。それに実際自分達の体力的に今はとどまるよりほかはない。無理は禁物だ。

分からないけど、何かに守られていると最近特に感じる。ここまで生きてこられたことや今現在本を読んだり考えたりする時間を与えられていることも何か大きなものに見守られているからできているのではないかと・・・。自分達でこの先何をすべきかを見つけて実現できるからこそ、今時間が与えられているのだろうと。だから、強制された訳ではないのに必死で本を読み、自分と対話しながら道を模索している。気づきを求め、行動に移せるものは移し、ダメならまたトライする。毎日その繰り返しだ。そう思えば少しずつ次へと続く扉に近づきつつあるのかもしれない。出る必要があるのなら出るだろうし必要がなければここに居るだろう。ただ何ものかに守ってもらっているからこそ今生きてここにいるのは確かだ。感謝しつつ自分の道を探す。時が来れば必ず動くだろう。そう信じて。

 

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