なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

不足しているもの

自分に不足している栄養があると思われるとき、その栄養素を口にするまで色んなものを食べ続けるみたいなことがある。

たんぱく質なのかビタミンなのか?

自分では分からないのだから、目星をつけ食べるしかない。そんな感じで一日中口を動かしている。お腹はいっぱいなのに脳は指令を出し続ける。「不足している。早く体に取り込むんだ」と。

だったらその栄養素がたっぷり含まれている食べ物をはじめから教えてと言いたい。頭にパッと浮かぶとか。例えば”レモン”あっ、ビタミンCね・・・みたいに。そうすれば無駄なまわり道をしなくてすむし、体の負担もずいぶんと減るというものだ。

でも「何か足りていない」を口実に色んなものをちょこちょこ食べる一日というのは、ある意味罪悪感がなくて、幸せなのかもしれない。もしかして、足りない栄養素って「心の幸せ」なのかもな・・・なんて思う。満たされない心はどんな栄養で満足するのだろう?それは自分にしか分からない。甘いのか辛いのか酸っぱいのか。赤ちゃんが何でも口に入れ、一つ一つそのものを確かめていくように、試していくしかないのだろう。骨がおれるようでいて、それは好奇心に満ちたワクワクする作業なのかもしれない。