振り返ってみると、自分の症状に名前がついたころ、頭が回らなかった。
怖くなった私は、母に小学生や中学生のドリルを買ってきてもらって解いたくらい。クロスワードも解いたりした。最初はそれを解くことすらままならなかった。
少しずつ回復して、何かできそうと思って、次はゲームをした。ゲームをとりあえずできるだけやった。折り紙で永遠に鶴を折ったりもした。塗り絵も色がある程度決まってるものを選び、色ペンで塗った。かぎ針編みの編み物にも挑戦した。庭の木の剪定や草抜きもした。
いわゆる、淡々とした作業が私の症状には合っていたらしい。無心になれるもの、余計なことを考えないもの。
考えたって、まともに考えもできないくらい、疲れた脳みそ。考えられるのは、ネガティブなことくらいだった。
庭木の剪定は、ある程度目標があるし、適度に体を動かせて汗もかくからよかったように思う。とりあえず、気になったものは挑戦して、目の前のことに集中してきた結果、今はある程度回復できてきたと思う。