なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

魚肉ソーセージ

魚肉ソーセージが好きだ。

そんな魚肉ソーセージの思い出を。

 

中学生のとき、その日はいつもより遅く部活から帰宅した。お腹が空きすぎて私は洗面台で手を洗ったあと、そこに座り込んでいた。母は夕ご飯の支度をしていた。私の様子を見に来た母が、「ご飯の支度をしているから待ってよ」と言う。そして、細い魚肉ソーセージを私に差し出してきた。「これでも食べて待ってて」と。その魚肉ソーセージを差し出した様が今でも面白く記憶に残っている。面白い描写なんて一つもないのに、お腹が空きすぎておかしくなっていた私は、笑いながら魚肉ソーセージを食べた。

 

魚肉ソーセージは、細いのと太いのがある。いっとき太い方に凝ってそればっかり食べていた。だが、今は、断然細い方。一周回って細い方が上手く感じるのだ。

あ、ちなみに何もつけずに食べるタイプです。