最初は”やってみたい”、”やりたい”と思っていたことが、”やらないといけないこと”になってしまう。
例えば、本。この本面白そう!読んでみたい!と思って購入。すぐ読めればいいけれど、他にも読みかけの本があったり、時間がなかったりすると、読まなけらばと思い始める。次第に”この本を読む”、というTODOリスト化されたような気持ちになってくる。頭は読まなきゃ読まなきゃになる。本当は楽しもうとして買ったはずのものでも、やらなければいけないことになってしまう。
自分は特にその傾向が強いのか、読んだ本すら置いておくことができない。読み終わった本を置いておくと、その本に書いてあったことを実践やら吸収やらをしないといけないのではないかと思い始めて、本から圧力を感じるようになる。だから、なるべく早めに手放すようにしている。そうしないと、自分の脳がパンクしそうになる。
他にもゲームのソフトを新しく買ったはいいものの、ゲームやらなきゃ、クリアしなきゃになってしまう。もちろん楽しんではいる。だからか、宿題もすぐ取り掛かって早めに終わらせていたし、仕事でもよく早いねと言われた。
やらないといけないことがあると、それがどうしても頭の片隅に引っかかってくる。常に気になるのだ。そうすると、脳のキャパシティーがそっちに取られていって、他のことに使えなくなる。不便な脳だ。だからなるべく消化できるものは早く消化していって、脳に余裕を持たせようとしている。やってもやらなくてもどっちでもいいことが、やらないといけないことにならなければ、一番いいのだけれど。