なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

心の部屋

部屋の片づけや掃除は出来るのに、なぜ自分の心の中はできないのだろう?あまりに重すぎて持ち上げることもできないからか?それともやられっぱなしで、悔しいからそれを忘れないように飾っておきたいと思っているからか?そんなもの飾って見てたら、精神衛生上よろしくない。実際の家を片付けられたんだ。今度は自分の心の部屋を掃除しよう。

窓を塞ぐように置いてあった古くて重い箱。一つ一つ中身を開けてみよう。子供の頃のつらい思い出、友達にあった裏切り、幸せではなかった結婚生活など・・・いっぱい入っている。友達に言うように自分にも言おう。「こんなの置いておいてどうするの?窓を開けて風を入れようよ」「一緒に片付けてあげるから一つ一つ捨てていこうよ」って。分別してゴミの日に出そう。大型ゴミは収集を予約しよう。相手のものは、相手に返そう。「これ、私のじゃないみたい。長い間、借りててゴメン」って言って戻せばいい。

窓から少し光が差し込む。久しぶりの光。重たいけど、中身を少しずつチェックしていけば大丈夫。なんでこんなもの後生大事に置いていたんだって思うはず。過去の荷物に対処するばかりで玄関に届いた新しいに荷物に気付かずにいた。それは、なまものでとっても美味しくて、幸せな気分になるものかもしれないのに、箱を開けることも、受け取ることもできず、腐らせていた。とりあえず玄関までいけるように、荷物をどかそう。ピンポーン。「ハ~イ」「お届け物です」「長い間留守でしたね?こんなに荷物が届いていますよ」幸せのプレゼント。毎日届けてくれていたんだ・・・。気づかなくて、すみません。今日からはちゃんと受け取ります。そして、たまらないように整理します。常に風通しよく、、受け取り可能でいるために・・。