なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

自信を持って

自信がない。

何かの話の流れで、「自信を持って」と言われたことがある。中学生の頃の話だ。

小学6年生の頃、自分に自信がなく、どうしたら自信が持てるのかと考えていた。母に相談してみたところ、特技があれば自信が付くのではないかと考えたらしく、楽器を習い始めることになった。二十歳になる頃まで続けたが、自信はさほど付かなかった。でも楽しかったからいい。得意なことがある、イコール自信とはならないようだ。

誰かに褒められると嬉しくなって、一時的に自信を得たようになる。それは、外からもたらされているものにすぎず、特技だって、褒められることだって、一緒だ。外からの評価がなければ、自分に価値がなく自信がない状態になるのはおかしな話だ。自分が自分であること、それだけで自信を持つことができれば、外からの良い影響は更に自信を持つことにつながるだろうし、悪い影響を受けたからといって、自信喪失には繋がらないと思う。酷すぎる影響は別だけれど。

頭で分かっていても、やはり自信を持つのは難しい。ほんの少しの自信でいいのに。大丈夫、自分は大丈夫と思っても、本当に?と思ってしまう。自信満々な人なんて、いないのかもしれないけれど、悲観しない程度には自信を持っていたい。