なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

スモアとサモア

スモアといものを初めて飲んだ。美術館に併設されたティールーム。でもどうも紅茶の気分ではなかった。どうしようと思ったとき、スモアと書かれた写真入りの季節限定ドリンクをメニュー表で見た。見た目のインパクト。もう皆さん知ってますよね的な情報量の少なさ。(私は知らなかった)

一か八かで、頼んでみることにした。チョコレートドリンクの上にマシュマロを乗せ焦げ目をつけたそれが運ばれてきた。マシュマロがなんか引っ付いて、なんともいえない感じだなあ・・・。恐る恐る口にする。うま~い。甘くてなんて美味しいんだ。見た目に反して、少し溶けたマシュマロとチョコレートドリンクのハーモニーは抜群だった。

それから帰って私は、

「あのなんだっけ”サモア”っていうの美味しかったね」、と言うと笑われた。

「母さん、それスモアだよ」と娘。

「へっ?」

そうかスモアか・・・”サモア島の歌”のサモアと間違っていた。サモア島の歌・・娘が幼稚園の頃、木琴で演奏していた歌だ。

YouTubeで聴いてみる。あれ?全く違う歌だった。笑った・・・。

なんでサモア島の歌だとずっと思い込んでいたんだろう・・。おかいしいなあ・・・。人間の記憶なんてほんと曖昧だ。でもいい歌だった。合唱団の澄んだ歌声。美しい海。間違わないと一生聴かなかったかも・・・。ありがとう、私の間違った記憶。