なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

どっちでもいい、のか

どっちでもいい、自分がよくいう言葉だ。

学生の頃、友人にその”どっちでもいい”はやめろと言われた。ご飯を決めるときなんかに、”なんでもいい”とよく言っていたものだから、決めてくれと言ってきたのだ。多分、友人ばかり決めていて、合わせてくれていると思ったのかは分からないが、そう言ってきた。自分はそれがとにかく苦痛だった。食べたいものが特にあるわけでもないし、ぶっちゃけなんでもよかった。

決まってこの問題が起きるのは、複数人で何かを決めるときだ。誰かが、これにしようと決めてくれれば一番ありがたいのだが、みんなで譲り合い状態になると、心の底からどうしようと思う。

決めることへの、何か過去にトラウマがあるのかと思ったけれど、思い出せない。

何でもそう言っている訳ではないにしろ、こうしよう、ああしようと決めるのが苦手なのだ。仮に決めて、微妙な雰囲気になったりしたら、余計に沈む。だからなんでもいいって言っていたのに…となってしまう。しかも、決めてくれる人は、いい感じの選択をしてくることがほとんどだから、得意な人にお任せしたいと思ってしまう。

わがままで、究極の自己保身なのだろうか。

最近は、自分で決めるように努めているが、変に気を遣ってしまう。

自分の選択に自信を持てるようになるには、やはり自分で決めていくしかないのか。