なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

おみくじ

何十年ぶりの大吉。いつも小吉か吉ばかりの私に大吉が出た。すごいことだ。

その日は朝から歩いて図書館に行っていた。途中神社の大きな木が見え、私はなんとなく寄り道したくなって、娘に「行ってみない?」と声をかけた。すると「うん、いいよ」と返してくれたので、道を曲がり神社に行く。100円を入れ、箱に手を入れ1つ取る。私は、そのとき神様に悩んでいることがどうなるか教えてくださいと心でお願いしてから取った。袋を開け中身を見る。なんと大吉。娘が「母さん珍しいね、大吉やね」と言う。そうなのだ。それくらい大吉を私は見たことがない。おみくじは対人関係の悩みに折り合いがつくと書いてあった。良かった。時々こうやっておみくじを引くと、神様は私達を見ていて求める者に対してはアドバイスやヒントをくれ、調子にのっている者には気をつけるよう言ってくれる。でも神様はほんの少し手伝ってくれているだけかもしれない。本当は自分で答えを知っているからそれを無意識に選んで引くのではないだろうか?それにしても不思議だ。全く的外れでもない内容のおみくじ。この世の中には目に見えない大きな力や流れがあると思う。真剣に求める者に対しておみくじというものを通して答えてくれているのではないか?どうしたらいいのか分からない悩みや問題も少しのヒントやアドバイスでよくなることもある。人には相談できないこともおみくじを引くという方法で尋ねてみると解決策がすんなり見つかるときがある。私は時々こうやって、大きな見えないなにかや自分の内なるものにそっと相談する。出た結果に対しては、それが自分にとって受け入れがたいことでも受け止め反省したり、考えたりするようにしている。朝から暑かったけれど、境内は風が涼しく澄んでいた。心も体もクールダウンして図書館に向かう。

少し心が軽くなり、また前を向き一歩一歩歩いて行く勇気をもらえた。ありがとう。大切な時間だ。