なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

許されないほんのひととき

小さなアリがまた家の中に入ってきた。私が床に落としていた甘いお菓子の小さなカケラにアリが集まっていた。娘が手早く退治してくれたものの、私はもうなんだか疲れてしまったって思う。というのも久しぶりにスマホのアプリを利用しTV番組を観て2人共笑っていたところに水をさすようなアリの登場に誰かが「楽しいことなんかさせてたまるか」と言っているような気がしたからだ。

毎日掃除機をかけ、床を拭き片付けをしているのに、どうしてなんだろう?少しくらいのんびりしたり、笑ったり楽しんだりしたっていいと思う。

人の不幸を願う時、それは自分をも傷つける。ちっぽけなプライドを守るために、人を犠牲にしては、真の幸せは得られないだろう。

自分が放ったものは必ず自分に戻ってくる。いつか必ず自分が受け取ることになる。人も自分も幸せに。自分の事だけを考えていたのではいけない。考え方や感じ方は人それぞれ。ただ進む道が違うだけ。小さなアリは、それを教えてくれるために、たぶん現れたのだろう。