なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

新しくて懐かしい助っ人

え~っと、何だっけ?だめだ・・忘れた。漢字が書けなくなっている。読むのはなんとかギリギリだけど、書くとなると「?」となる。あ~っ、辞書が欲しい・・・。

少し前まで娘が高校に入学した時におじいちゃんがお祝いにくれた電子辞書を使っていた。すごく便利だったけど、長年使っていたせいか、電池がすぐなくなるようになり、タッチペンで文字を書く所も傷だらけになっていた。なので思い切って8割捨てた時に処分した。それからしばらくして、やっぱり不便になり家電コーナーで電子辞書を見てみて驚いた。すっごく高い・・・。少し後悔した。あ~っ何でもかんでもよく考えずに処分したらダメだったか・・。肩を落とす私に娘が「多機能でなかったら、手頃なのもあるよ」と教えてくれた。購入を決めた私に半分お金を出してくれた娘。スマン・・・。

帰って使ってみると、なんだかやっぱり前のはすごく便利だったから、どうしても機能的に物足りなくなってだんだん使わなくなってしまった。スマホの方が早いか・・・とスマホで調べる回数が増えていく。でもなんだかしっくりこない・・。そんな時、同じ文字を調べるのでも、紙の辞書を使った方が脳にはいいと何かで目にした・・。そうだ、だったら紙の辞書に戻せばいいんだ。早速、本屋さんに行ってみることにした。たくさんの種類があって迷ったけど、オススメとポップが貼ってある辞書に決めた。試し読みをしてみると、文字も見やすく、老眼にも優しそう。家に帰りめくってみる。学生の時とは違って、スピードが遅い。もっと、早くめくれていたのにな・・。でもなんかいい。娘も「調べた文字だけじゃなくて他の文字も目に入って勉強になるね」と言う。そうかも。そうやって学生時代は、言葉を覚えたかもしれない・・。パラパラパラ、めくる指先は、まだ慣れないせいか遅いけれどなんだか楽しい。新しくて懐かしい私の頼もしい助っ人。これからも、どうぞよろしく。