なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

自分のための言葉

誰かのためじゃないと生きられない、とある人が言った。経済的にも自立し、友人、知人にも恵まれているその人から出た言葉に驚いた。休日には自分が思うところに車で出掛け、やりたいこともやっている。不思議だった。

家に帰って娘に話すと「人に囲まれていたって寂しいよ」と一言。そうか、外側は関係ないもんな・・・。でも何で自分のためじゃないのだろう?誰かに必要とされ、認められていると感じている時だけ生きていると思えるのかな?でもそんなものに頼っていたら、いつかなくなってしまうかもと常に不安を抱え生きていかなければならない。寂しいから誰かに傍に居てほしくて、その誰かの役立つ自分でなければ価値がないって思っているのかな?

私は自分のために生きたい。自分が幸せでないと、いくら人のために尽くしたところで周りもつらくなってしまう。頑張っている自分をまず認めて、自分で自分を満たしていかないと、外側にそれを求めている限り、永遠に幸せになることはできない。根っこではみんなつながっていて、一つなんだし、互いに影響しあっているのだ。だから、自分が幸せに生きることが、結果的に誰かのためになっている。その人に言いたかったけど、言えなかった言葉がある。

「自分を粗末にしないで大切にしてください。私からみればすごい人です。だから、そんな環境に自分を置くことを自分に許可しないでください。」書いていてびっくりした。その人に言っているようでいて、これは自分にあてた言葉なのではないか。今の私にあまりにぴったりする言葉。外側の世界は、自分の内側を映したものなのだという事をすごく実感した。