なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

まだまだつっぱれる

すごく高かったつっぱり棒・・・。つっぱらない、つっぱり棒・・・。

受けがセットで付いていて、受けてもらってかろうじて止まっている。もうそろそろ、つっぱるのやめようか・・・。つっぱってるつもりはなかったけれど。もう少し設置するところの幅が広ければ、カチッと止まってちゃんとつっぱるみたい。自分みたいに今の場所では、のびのびと自分本来の役割を果たせないのかも。毎回恐る恐るハンガーにかけた服をそのつっぱり棒にかけている。今のところ、落下したことはない。大丈夫。今は受けに助けてもらいながらでも、今ここで、できることをしている。世の中的には不良品であろうそのつっぱり棒の姿に色々教えてもらった気がした。

遠くで風に乗って運動会の音楽が流れてくる。自分が子供の頃は秋だったけれど、いつの間にか春になったんだ・・。時が過ぎ自分も少しは大人になったのだろうか?つっぱれない、つっぱり棒みたいな自分。今度、もしここを引っ越す時には持って行って、受けなしでぐいっとつっぱってもらおう。その時には私も全力でつっぱれると思う。何でもこい。受け止めてやる。その気持ちが今、大事なのかもしれない。