なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

何を詰めますか?

ばれなければ、何をしてもいいのかな?

人を傷つけ、ウソをついて、裏切っても、世の中やその人にばれなければ、その行為は、やらなかったことになるのかな?そんな事はないと思う。だって自分が一番やったことを分かっている。いくら心の中で、その行為にフタをして、開かないようにしたって、消える事はない。ふとした瞬間に、フタのすき間から漏れ出してくる、黒くてモヤモヤしたもの。それは少しずつ自分の内側を汚していく。人のせいにして逃げたって、常にそれは自分につきまとってくる。平気なふりをして、日常を過ごしていたって、心の中にはその重たい缶詰がある。

私はその缶詰のストックをたくさん持つのはイヤだ。見たくなくてもイヤでも、一つずつ缶切りで開けて、自分のそれに向き合っていきたい。人のせいにして逃げたくはない。全ては自分のせいなのだ。辛くても認めるしかない。缶詰のストックは、ツナ缶やみかん缶みたいに美味しくて、皆んなを幸せにできるものがいい。私の心の缶詰も誰かの心をお腹いっぱいにできる幸せの缶詰であってほしいと思う。