なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

ゆる~く おおらかに

昔毎月買っていた雑誌があった。憧れのライフスタイル。その雑誌のどのページも素敵で何度も何度も読み眺めては参考にしていた。先日、ちょっと前の号が中古で売られていたのを見つけ、懐かしくその雑誌を購入し楽しみに家に帰った。

パラパラめくる。自分が読んでいた頃と変わらない誌面。写真も美しく文もいい。だけどなんだか前と違う感じ。熱中できないというか、内容が頭に入ってこないというか、上手く言えないけれど、いつの間にか自分が大きく変わってしまっていたようだ。核の部分は変わっていないけれど、選択の仕方が変わったような感じ。直球ばかりではなく、変化球もいいみたいに頑なさが少しやわらぎ、「まあ、いいか」と許せるようになったからか、少し堅苦しさのようなものをその雑誌に感じてしまったのかもしれない。

自分は正しい、間違っていないと思っている時って、知らない間に相手を傷つけてしまっていたりする。絶対なんてないし、相手には相手の”正しい”がある。片寄り過ぎては窮屈だ。受け皿を広く、相手も自分もゆるく許せるようにいたい。それでいいような気がする。色んなやり方や生き方がそれぞれにある。ただそれを自分の価値観だけで見て、いいとか悪いとか言わずに互いを認め合うだけで、なんだかいいような気がするのにな・・・と思う。でもそれが案外難しかったりする。もう少しだけ、ゆる~く、おおらかに・・・。こんな事考えるなんて年を取ったってことか・・・。