なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

自分の思う普通

平凡で普通がいい。淡々とした日常の中に小さな愛がたくさん散りばめられていて、地味なごはんのようにかみしめるほどに滋味深い毎日。時々悲しくなったり、悔しかったり、怒ったりとあるだろうけれど、少しするとまた静かな生活に戻っていく、そんな人生。人よりも自分の方が優れているとか、キレイだとか、お金を持っているだとか、そんな心が激しく波打つような事よりも私は静かでないだ海のように生きていきたい。

子供の頃から普通がいいって思っていた。普通のお父さん、お母さん、普通にみんなと同じ白い自転車。人と違う変わった事をして注目されたりなんかしたくもないのに、いつもそんな周りの”欲”に巻き込まれていたような気がする。静かに生きるということは、根気強さや自分と向き合う勇気や何が合っても揺らがない自分の軸が必要だと思う。でも今、私は静かに淡々と生きるためなら、喜んで自分と向き合う覚悟である。そして愛さえあれば、それは苦痛でもなんでもなくなるだろう。

小さな小さな暮らしと無限に広がる愛の海。少しずつ本当に少しずつ近づきつつある私の思う”普通”の暮らし。地味ごはんのように実は手間暇かかっているけれど、全てを含みなんでもないようにただそこに穏やかにたたずんでいたいと思う。