なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

こわばった体とこわばった心

全てに余裕がなかった私は一見するとくだらないと思うことを敵視するようになっていた。以前は楽しかったお笑い番組や漫画なども楽しむことができなくなった。笑ったり、相手を受け入れたりできなくなってどんどん無表情になっていった。意味のないことなんてないのに、何か高尚なものじゃないと価値がないって馬鹿みたいだけど、本気で思っていた。それは自分の余裕のなさと無知のあらわれでもあるのに、それに気づいてもいなかった。

それが最近やっと少し笑えるようになった。楽しい、カワイイ、おもしろい、おいしいと頭を通さず心で感じれるようになってきた。まだまだ全部とはいえないけれど、心に柔軟さが戻ってきたように思う。体と心は繋がっている。私は五十肩になり、以前にもまして首も肩もなんか全体的にこわばって固くて痛い。心に柔らかさが戻ったら、きっと体も柔らかくなるはず。ロボットみたいにぎこちない動きの私の体も笑いや楽しさという潤滑油をさせば、きっとなめらかになるに違いない。焦らず少しずつ・・・。一日一笑を目指して・・・。