なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

大人の私と給食

娘が小学生の頃のこと。その日は待ちに待った給食参観だった。大人の私が堂々と学校で給食をいただける日。学校から献立表をもらっていたはずなのに、なぜかその日のメニューを見ずに出掛けた私。今日の給食は何かな?牛乳は苦手だけど頑張って飲もう。あ~カレーがいいなあと保護者の立場も忘れ、心は完全に小学生に戻り授業参観も上の空。

授業も終わり、いよいよ給食の時間。保護者は違う教室に移動し給食を食べる。メニューはサバだった。校内放送を聞きながら、他のお母さんたちとおしゃべりしながらの楽しい給食。午前中に見学させてもらった調理室。たくさんの給食を作ってくれている調理員さんに感謝しながら完食する。

家でいつも一人食べるお昼も気楽でいいけれど、おしゃべりしながら誰かと食べるのも楽しくていいなあと思った。わいわいがやがや楽しかった自分の子供の頃の給食の時間は今では遠い日だ、大人になって思いがけず食べた給食に懐かしい日を思い出した。