いまこうやって自分たち2人の記録をブログに書くことにしたのは、ほんの些細なきっかけがあった。
いまから約13年前に夫に連れていかれたあるバンドのライブである。
嫌がる私たちに夫はチケットの手配から車の運転まで全てやってくれた。
もともと家族3人の共通の趣味は音楽であったが、その日だけは私も娘もどうにも行きたくなかった。
思えばその後に最近まで長く続いた苦悩に満ちた日々を、なんとなく心の深いところで分かっていて拒否したのかもしれない。
でもその日々がなかったら、いまの2人はなかったと思う。
そうだとしたら夫はその道を2人に歩ませるような役割を買って出てくれたのかもしれない。
なんか今更ながら”ありがとう”だ。