今までを捨てる時

頑張っても頑張っても仕方のないことを頑張っているのか?自分でももう何が正解なのか分からなくなってきた。他の人に言っても理解してもらえないどころか、気のせいだよと一笑されてしまうだろう事が現実に起こり、そして自分達をむしばんでいる。防御することに精一杯で攻めにいけない悔しさがある。

ほっとする時間が全くと言っていいほどないから、回復できない頭と心。不毛な戦いに戦う必要すら感じなくなってきている。本当は戦わなくていいのだろう。そっと固くなった体をほぐし武器を捨て、その場を立ち去ればいいのだ。そして他の土地に行って花の種をまこう。みんなが喜ぶ美しい花。土を耕し肥料や水をやり、やさしく丁寧に育てよう。そうすればきっと花が咲いて実を結ぶ。そんな暮らし方が自分には合っている。

手を放してこそ新しいものが入ってくる。今までを捨てる時なのだろう。そして新しく生きなおす時。くるりと向きを変えるだけで当たり前だけど、違う世界が広がっているのだから。