小学生の頃は、よくこけていた。
コンクリートの広場を走ってこける。
ハードル走で足が引っかかりこける。
信号が青だと走って、傘に足がもつれてこける。
普通に走ってこける。
段差のスロープに引っかかりこける。
など。
中でも、自分の中でひときわ記憶に残っているこけ方がある。
体育の授業のとき、サッカーをしていた。
ボールがこちらに転がってきた。
近くに私しかいない。走って駆け寄る。
ボールに足をかけ止めようとしたそのとき。
ボールに片足が乗っかり、そのまま前へ。
こけた。
そうボールを乗り上げだのだ。
そのとき、みんなにも笑われたし、自分でも笑った。
うん、ダサい。