なんだ大丈夫じゃん

イラストと文で紡ぐ母と娘の日々のこと。

選手交代は突然に・・・

突然容量が合っていないことに気が付いた。昨日、一昨日とそれは続き、やっぱり限界だなとある意味納得した。ここ最近出番は毎日のようにあり、少し小さいけれど工夫して使っていた土鍋。直径18cm、高さ6cm。たぶん一人で鍋焼きうどんを食べるのに、ピッタリのサイズだと思う。その鍋で2人分のパスタを茹でたり、そうめんを3束を茹でたりしていた。一昨日いつもと違うそうめんを茹でていると見るまに水がなくなり、そうめんはところどころ束になり、無惨な姿になった。いくらお湯を足してもうまく茹でれなかった。夕食で束のまま端っこが茹で上がったそうめんを食べながらきっといつものじゃないからだ・・・と思った。いつものそうめんは3束でも大丈夫だったからだ。異変は次の日も続く。ざるラーメンなるものを茹でる事にした。今までも、中華麺は2袋茹でた事があったから心配してはいなかったのだが、やはり水分がみるみる減って昨日と同じようになってしまった。そこで突然「鍋、ちっちゃくない?」と気が付いた。今の今まで、ミスマッチ感を全く感じなかった訳ではないが、なんとかなっていたから、さほど小ささが変だと思わなかった。でもはっきりと「これは今の生活に合っていない」と思った。あめ色のシンプルな土鍋。底がフラットで使いやすく気に入っていたし実際重宝していた。自分の容量を越えたものを黙って受け止めてくれていた土鍋。本当にありがとう。少し休んでください。

このように突然気が付いたり別れがきたりするものだ。昨日と同じように今日が続くなんてことはないのだ。新しい土鍋を買いに行く。季節外れですみっこの方に一つだけあった黒い土鍋。この大きさなら大丈夫そうだ。生活が新しくなっていくのかもしれないなとふと思った。